2023-10

小説

ピンポン恐い。小2の夏

 子どもにとってはコーフンの夏休み突入も、十日も過ぎれば満喫ぐあいも冷めてきて、ヒマを持て余しだします。 あれはぼくが小2の頃、セミも鳴き疲れるそんな夏の午後のことでした。 毎日のように通った小学校プール開放もその日は休み。 昼にそうめんを...
小説

梨木香歩『家守綺譚』 自分の内面を掘り続けても、閉じたナルシズムが待っているだけ。その先に出口はない。

自分の内面を掘り続けても、閉じたナルシズムが待っているだけ。その先に出口はない。