思想・哲学 世界に違和感を感じる人が、世界をカッコよく承認する方法。 「君と世界の戦いでは、世界に支援せよ」加藤典洋 1988年 筑摩書房 加藤典洋は「敗戦後論」で有名になった文芸評論家です。 「君と世界の戦いでは世界に支援せよ」はカフカの詩集のなかの言葉。 この本は村上春樹や安部公房、フローベールを採り上げ... 2023.05.14 思想・哲学
小説 いつか、はっきりさせねばなるまい。村上春樹の正体。 いつかはハッキリさせねばなるまいな、と思っていることが二つあって。 この山越えのわが通勤路にある活きのいい看板。 以前は「西宮甲山乗馬クラブ」と矢印だけのフツーの看板だったのに、10年前に、このケンカ腰看板に変わった。 なにこの挑戦的な物... 2023.04.18 小説
思想・哲学 エロティシズムをセクシュアリズムから切り分けた男。 「エロティシズム」 澁澤龍彦 (中公文庫)弱さの打破 エロティシズム3部作の代表の一冊。 「エロ」と「エロティシズム」はまったく異なるんだと、解説の巖谷國士さんが強調されています。性産業としてのエロは、エロティシズムではなくてセクシュアリテ... 2023.04.02 思想・哲学
小説 ハルキが犯した2つの大罪。 先日の読書会コミュニティで、思わずイヤなことを思い出してしまい、頭から離れない。 ハルキのこと。 世界の村上春樹さん。 だいたい、純文学小説1作品だけでですよ、数百万部出るなんて。数は「人間失格」に匹敵、それを数ヶ月で達成したりする。 そ... 2023.03.26 小説