溝口健二

日本映画

映画「七人の侍」 死に場所を探す負け組の男たちの最後に見た夢①

 黒澤明監督の映画を見渡すと、とにかく「男たち」の魅力が満載です。女性がメインの映画は皆無。女を描いたら一番といえば、溝口健二監督でしょう。 では黒澤はなぜ「男たち」が得意なのでしょうか。 男性は、現代産業社会でも戦国時代でも、始終、組織の...