ビジネス書

阪神の「ARE」には、コレが必要だ!

なかなか優勝できない阪神タイガース。かつて18年ぶりの優勝に導いた星野監督。闘将と呼ばれたそのゆえんがこの本からわかる!目次『具体←→抽象トレーニング』細谷功(PHPビジネス新書)タイトルだけでわかったような気がしてしまうのに気をつけてと。...
TVドラマ

連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」 自分の神様を持て

目ぢからの技 日テレの連続ドラマ「二月の勝者-絶対合格の教室-」の黒木先生役の柳楽優弥さんは、菊千代役の三船敏郎と同じぐらい、他の人では務まらない名キャスティングです。原作者の高瀬志保さんが決定の一報を聞いて狂喜したのもわかります。 柳楽さ...
日本映画

映画「Shall we ダンス?」 「汝の耳を魅する」前に監督自身がとことん魅せられている。

 映画というものは、「物語」「絵」「音」を併せ持つ総合芸術といわれます。「小説」と「絵画」と「音楽」を同時に表現したものが映画。 周防正行監督は、この三つの融合をを強く意識している監督のようです。それが大成功したのがこの「Shall we ...
洋画

映画「パピヨン」 「人生を無為に過ごした罪・・・」 自由を求めて生きる。そのとき、自由は手中にある。

 スティーブ・マックィーンとダスティン・ホフマンの主演映画「パピヨン」。監督は「猿の惑星」のフランクリン・J・シャフナー。 あまたある脱獄映画の一つですが、脱獄方法の奇抜さやスリルで見せる映画ではありません。 映画の後半、パピヨン(マックィ...
洋画

映画「ブレードランナー」 死にたくないから神を殺した人間存在の物語。

 SF映画の不滅の金字塔。 「金字塔」という言葉を念のため辞書で調べると、なんと一義は「ピラミッド」とのこと。金の字のように先が尖った建築物を指して金の字の塔。それにならい、二義で「不滅の業績」ときました。 ピラミッドは、死にたくないと願...
日本映画

映画「七人の侍」 死に場所を探す負け組の男たちの最後に見た夢①

 黒澤明監督の映画を見渡すと、とにかく「男たち」の魅力が満載です。女性がメインの映画は皆無。女を描いたら一番といえば、溝口健二監督でしょう。 では黒澤はなぜ「男たち」が得意なのでしょうか。 男性は、現代産業社会でも戦国時代でも、始終、組織の...
音楽

「レイ・ブライアント・トリオ」 涼やかに今日を終えるために必須のジャズピアノ。

 聴いていると自分もそれを演奏したくなる・演奏している気になれるものが良い音楽の一つの条件になるかなと思います。 良い文章もそうですね。読んでいると、こういう文章を自分も書ければなあという思いが湧き上がる。 「駅ピアノ」というのが最近各地に...
小説

「うまくいっている」時、恐るべき退屈の大穴が待ち受けている。沢木耕太郎編「心に残る物語ー日本文学秀作選 右か左か」

 物語を書くっていうのは、とつとつと湧き出すように出てくる言葉を、湧き出すまま書きつけているのだと思っていました。 そのうち、小説といってもそれは書き手が意図する入念なる計画の下に数々のパーツを組み合わせて作りだした「言葉の建物」だと知って...